ドゥーナス・デ・フエルテベントゥーラ国際ハーフマラソンのランナー(カナリア諸島州)

カレンダーに書き留めておきたいスペインのハーフマラソン

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挑む相手は、エネルギー、努力、そして自己達成感に満ちた21キロメートル。スペインには、目を見張るような場所でハーフマラソンを走る機会があります。さまざまな選択肢の中から、その区間でいちばん好きなコースを選択し、自分だけの勝利をつかみましょう。 

  • 2015年に行われたマガルフのソル・ハーフマラソン

    海を眺めながら海岸の景色のなかを走るハーフマラソン

    海風が運んでくる空気を吸いながら走ることができるハーフマラソンの開催地といえばマヨルカ島です。4月に行われる有名な マガルフ・ハーフマラソンでは、ビーチと主要な大通りに沿って走ります。10kmのレースも行われます。

  • 大都市で開催されるハーフマラソン

    スペインの大都市を貫く、特に有名な通りを走る姿を想像してみましょう。その日に限り、車は一台も通りません。これに該当するのが、バルセロナのハーフマラソンとマドリードの有名なハーフマラソンです。いずれの都市でも、街を象徴するエリアに環状コースが設けられます。首都マドリードでは、レティーロ公園につながる道を通過したりカスティージャ広場を横切ったりします。一方、カタルーニャ州の州都バルセロナでは、サグラダ・ファミリアのそばを通ったり凱旋門のある大通りを進んだりします。つまり、お好きなスポーツを楽しみつつ、観光ルートを巡ることができるのです。そのスポーツとは、もちろん陸上スポーツのこと。 さらに、アンダルシアにあるマラガの町を訪れてハーフマラソンに参加することもできます。マラガは都市景観と海浜散歩道が組み合わされた町で、その一例がラ・マリーナ広場です。また、ほかのマラソン大会と同様、身体の不自由な人もレースに参加できるようになっています。車椅子を使うことも、使わないことも可能です。 

  • 自然と接した場所を走るハーフマラソン

    新鮮な空気を吸いたい場合は、6月に行われるオス・ベインティウノ・ド・カミーニョに参加すれば貴重なエクスペリエンスが得られます。このハーフマラソンの開催地はア・コルーニャで、ガリシアの自然に囲まれながらユネスコの世界遺産を通過する行程が組まれています。もちろん、その世界遺産とはサンティアゴ巡礼路。マラソンルート上には、精神的な意味でも非常に重要なスポットが点在します。そうした場所では、自己最高記録を更新することも、あるいは単に、目標を達成して大成功を収めたという感覚に浸ることもできます。