世界最高の織物のひとつと考えられています。
具体的には、専門家のなかに、同博物館収蔵の中世ヒスパノ・イスラム様式の織物のコレクションについて「その専門分野で世界最高のものだ」と考える人がいるということです。当時の服装を示す復元品300点超のうち、特に際立っているのが、かの有名なラス・ナバス・デ・トローサの戦い(1212年)で使用された軍旗です。この戦いは、イスラム教徒が占領していた領土をキリスト教徒が取り戻すための前進の鍵となりました。言い伝えによると、この軍旗は、アルフォンソ8世が前述の戦闘でアルモアデ族のカリフ、アル・ナシールを破ったときに得た戦利品だそうです。博物館があるラス ウエルガス王立修道院の最初の建物は、1180年から1190年にかけてアルフォンソ8世の命令によって建てられました。ロマネスク様式の回廊と、最も純粋なアルモヒド芸術の作品である被昇天礼拝堂が特徴です。13世紀前半になると、第2段階の建築が始まり、回廊と別館を備えた現在の美しい寺院が生まれました。創設者はこの地を王室パンテオンにすることを目指していました。聖歌隊が構える寺院の身廊には、君主とその後継者の墓があります。リカス・テラス博物館で現在飾られている祭服はその墓で見つけられたものです。
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ラス・ウエルガス修道院リカス・テラス博物館
Calle los Compases de las Huelgas, s/n.
09001 Burgos, ブルゴス (カスティージャ・イ・レオン)
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