海軍博物館（マドリード）

この海軍博物館がプラド通りの現在の拠点に開館したのは1932年のことです。同施設では、スペイン海軍の歴史にまつわる収蔵品が展示されているだけでなく、他国の海軍の概観についても紹介されています。館内には、カトリック両王の時期から現在に至るまでの重要な民族学コレクションが年代順に展示されており、それらは昔の硬貨、勲章、地図、図画、航海・科学器具、大砲、潜水艦の軍備や手記などで構成されています。なかでも見どころは、「アメリカを含む、最初の世界地図」と考えられている、かの有名な「フアン・デ・ラ・コーサの世界地図」（1500年）です。