モンフラグェ国立公園

カセレス地方のタホ川とティエタル川の合流により、セイヨウヒイラギガシ、コルクガシ、穏やかな山々からなり、また世界最大のクロハゲワシのコロニーのひとつが棲みかとする、巨大な岩々の風景が創り出されました。エストレマドゥーラ唯一の国立公園は、スペインでバードウォッチングに最適な場所の一つとなっています。しかし、大型の猛禽類の飛翔を追うだけでなく、秋には鹿の発情期を目撃したり、展望台から外を眺めたり、城の塔に登ったりすることもできます...ローマ人が Mons fragorum と名付けた場所へようこそ。これは「密林」を意味します。

ドニャーナ国立公園

ドニャーナは、ヨーロッパで最も貴重で美しい湿地帯のひとつです。さらに、この国立公園を非常に特別なものにしている特徴があります。日帰り旅行では、湿地、ラグーン、松林、河畔、移動砂丘、崖、全長30キロメートルの自然のままのビーチなど、さまざまなエコシステムを見ることができます。これらはすべて、季節ごとに異なる自然の光景を形成するとともに、アンダルシアのウエルバ県とセビージャ県にまたがるように広がっています。

ロス・ピコス・デ・エウロパ国立公園

アストゥリアス県、カンタブリア県、レオン県で共有されているピコス・デ・エウロパ国立公園は、大西洋のエコシステムの完璧なサンプルといえます。樫とブナの林でいっぱいのこの公園の名前は、園内に在る圧倒的な岩層にちなんで付けられたものです。ここはまた、スペインを象徴する2種類の動物の生息地でもあります。ヒグマとイベリアオオカミ…でも、まだまだたくさんいます。

グアダラマ山脈国立公園

グアダラマ山脈国立公園では、2,000メートルを超える山々、広大な森、そして多様な動物たちが、訪問者を持ち構えています。マドリードとセゴビアの両県にまたがるこの公園は、マドリード市内から車でわずか1時間の場所にありながら、イベリア半島の自然の好例を見出す機会を訪問者に与えています。

カブリエル渓谷生物圏保護区

パス渓谷

カンタブリア州パス渓谷郡の一部を構成しています。ふんだんな自然に加えて、500年にわたって築き上げられた特徴的な農園があり、文化的かつ民族学的に豊かな遺産を有しています。この地域は、持続可能な観光についての提案が評価され、欧州委員会のEDEN（ヨーロッパ優等目的地）プログラムの最終選考に残り、訪問者に数多くの可能性を提供しています。

イラティの森

ヨーロッパでも最も幅広く、環境面で最も豊かで保存状態が良好な森の一つです。

テヘラ・ネグラのブナ林

テヘラ・ネグラのブナの木は、現在よりもより寒く湿った気候であった、はるか昔に定着したものです。今日、これらの木々は、暗い渓谷の北側で霧や風や雨にさらされながらひっそりと生えており、日に当たることはほとんどありません。

フエルテベントゥーラ島および海域生物圏保護区

1,658平方キロメートルの面積を誇るフエルテベントゥーラ島はカナリア諸島で2番目に大きな島です。ユネスコは2009年に島とその海洋生息環境を生物圏保護区に登録しました。

世界遺産に登録されているスペインのブナ林

モンテホ（マドリード州）、テヘラ・ネグラ（カスティージャ-ラ・マンチャ州）、リサルドアとアスタパレータ（ナバーラ州）、クエスタ・フリーアとカナル・デ・アソティン（カスティージャ・イ・レオン州）のブナ林は、ユネスコの世界遺産に登録されている「カルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林」に含まれます。

コルドバのラグーナス・デル・スル自然保護区

この自然保護区はコルドバ県南部にあり、ルセナ、アギラル・デ・ラ・フロンテーラ、プエンテ・ヘニル、バエナ、ルケの各自治体にまたがるように広がっています。ソニャル湖、リンコン湖、アマルガ湖という常に存在する潟湖（せきこ）、およびティスカル湖、ハラレス湖、サロブラル湖という季節性の潟湖で構成されています。

メセタ・イベリカ越境生物圏保護区

113万2,607ヘクタールに及ぶ、イベリア半島最大の保護区です。

国立プラド美術館

マドリッドの当美術館は11世紀から18世紀にわたるスペイン絵画の最も包括的なコレクションを蔵し、また、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ボッシュ、ティツィアーノ、ヴァン・ダイクやレンブラントといった世界的に重要な偉大な画家たちの傑作の多くも所蔵しています。

リバデセージャ

リバデセージャの都市構造は、漁港を2つに分ける橋が基準となっています。この橋こそが、毎年8月の第1土曜日に行われるアストゥリアスを代表するお祭り「セージャ川下りカヌー競技会」のゴール地点となっています。 歴史地区は重要文化財に指定されています。

モンドニェド

カンタブリア海に面した広い渓谷に位置するモンドニェドは、古代ガリシア王国の最も魅力的な首都の一つ。旧市街が文化財に指定されています。

サラウツ

ギプスコアにあるこの町には歴史地区と隣接した素晴らしいビーチがあります。この地のグルメはバスク地方の中でも特に有名です。

アジャリス

歴史芸術的総体に指定されているアジャリスは、アルノイア川上流に広がる河川景観のなかにたたずんでいます。栗の木が生い茂る森に囲まれた典型的な中世の街並みには、重要な宗教建築が姿を見せています。

コミージャス

サンタンデールから50キロ離れたところにあるのが、歴史・芸術遺産に指定されているコミージャスです。石畳の通りや広場には、旧家をはじめ、モダニズムの雰囲気を醸し出す塔や建築物が建ち並んでいます。

サフラ

サフラはセビージャ・ラ・チカとも呼ばれており、エクストレマドゥーラ下部の中心にあり、カステジャル山脈の急こう配の岩場の下に位置しています。

モンテフリオ

グラナダ県の北西に位置するモンテフリオには、ロハ地域でも有数の特別な風景が広がっています。急峻な斜面の植生と広大な穀物畑・オリーブ畑とが描くコントラストに、建築物が見事に溶け込んでいます。

アルバラシン

かつてタイファ王国の首都だったアルバラシンにはイスラムと中世の雰囲気がそのまま残されています。町の旧市街は重要文化財に指定されています。

ペドラサ

1951年に史跡群として指定されたペドラサの町には、カスティージャ・イ・レオン州でも指折りの美しさを誇るマヨール広場があります。

オビエド

かつてオベトゥムと呼ばれた町は、その創設（8世紀）以来、アストゥリアス王室と密接な結びつきを保ち、ついにアストゥリアス王国の首都となります。この史実は、歴史地区にはっきりと中世の雰囲気を残し、街の現代性は移動しやすいように慎重にレイアウトされた市内に具現化されています。

サンティジャーナ・デル・マル

サンティアゴ巡礼の道の北の道に位置するサンティジャーナ・デル・マルは、サンタ・フリアナ参事会教会を中心に発展した美しい中世の村です。いくつもの防御塔とルネッサンス様式の宮殿があることから、サンティジャーナはカンタブリア地方の最も重要な史跡群の一つとされています。

ロンダ

マラガ県にあるロンダでは、ロンダ渓谷という深さ100メートル超の峠道を挟んで市街地が二分されています。旧市街が文化財に指定されています。これらの土地にはケルト人、フェニキア人、ローマ人、アラブ人が住んでいましたが、カトリック君主によって再征服されました。

バルバストロ

この村はソモンターノ・デ・バルバストロと呼ばれる地方の一角をなしています。この地方は、原産地呼称に認定され、かつ、世界中にその名が知れ渡っているワインの名産地です。この地方で盛んな農業と工業のおかげで、名高いフェアの数々を開催することが可能となっているのです。

ハベア / シャビア

サン・アントニオ岬とナオ岬の間に位置するハベアは、アリカンテのコスタ・ブランカでも指折りの観光目的地のひとつです。

ポンフェラーダ

ビエルソ地方の首都であるポンフェラーダは、レオン地方まで行くサンティアゴ巡礼の道でも重要な場所です。ここの歴史地区はテンプル騎士団により設立された城の麓まで広がります。

サンタ・コロマ・デ・カラルト

コスタ・ダウラダに位置するサンタ・コロマ・デ・カラルトは、タラゴナの町から40キロメートル弱の場所にあります。町の歴史地区は重要文化財に指定されています。サンタ・コロマ・デ・カラルトの歴史地区は中世の面持ちを残す市街地にあり、貴重なモニュメントが現存しています。

カンバードス

アロウサの深い入り江の真ん中に位置するカンバードスは、世界有数の白ワインであるアルバリーニョの都といわれています。歴史地区は重要文化財に指定されており、そこにはガリシア地方屈指の貴族の館の集まりが残されています。

エル・カンページョ

自然環境と何キロメートルも続くビーチや入り江があるこの地は、スポーツの実践に適した場所です。

カンデラリア

大西洋に面したカンデラリアの町は、サンタ・クルス・デ・テネリフェから17キロメートルのところにあります。サンタ・クルス・デ・テネリフェは同名の県の県都で、テネリフェ島の主都でもあります。

カネット・ダ・マール

バルセロナ県沿岸にたたずむ歴史ある町、カネット・ダ・マールには、魅力的な中心街が広がっています。

カンガス・デ・オニス

カンガス・デ・オニスは、同名の地域の中心自治体であり、セージャ川とグエニャ川によって形成された谷間に位置しています。

カンタビエハ

アルト・マエストラスゴ地方のこの歴史ある主都では、見事な史跡遺産や建築遺産だけでなく、古い伝説や戦いの面影までが石造りの家屋とともに残されています。歴史地区は重要文化財に指定されています。

カピレイラ

地中海の海岸とシエラ・ネバダの間にあるポケイラ渓谷にたたずむカピレイラは、アルプハーラのルートを構成する村々特有の、その独特な魅力によって傑出している村です。