リールのパレ・デ・ボザールでゴヤの絵画「老婦人」を撮影するジグマー・ポルケ、1982年

展覧会:ジグマー・ポルケ。明らかになった親和性

展覧会 - 写真,絵画
Madrid

ポストモダニズムのロールモデルであるドイツ人、ジグマー・ポルケ(2010年没)のマドリードにおける初の個展が、プラド美術館で開催されます。本展では、ヨーロッパの現代アート界で強い影響力をもつこの芸術家の作品が、絵画、写真、素描を含め40点超も展示されるうえ、これらの作品と、天才フランシスコ・デ・ゴヤをはじめとするスペイン絵画の伝統との間に対話が生まれています。二人の作者の間には18世紀と19世紀という2世紀分の隔たりがあるものの、両者は「世界に対する革新的な視点」によって強く結びついています。

1982年、ポルケが《老女たち》《時間》(1810~12年)といったゴヤの作品をX線を使って分析する機会を得た際に、彼のそれまでの価値観が覆されて以降、このドイツ人アーティストは、作品の構成方法においても技術においてもゴヤに深い影響を受けることになります。今回の展覧会は、「これら二人の巨匠の間の距離を隔てた関係」と「普遍的なテーマに対する両者の視点」に焦点を当てたものとなっているため、展示内容も、時系列順ではなく、時間の経過に伴う概念ごとに分類されています。

展覧会:ジグマー・ポルケ。明らかになった親和性


国立プラド美術館

Paseo del Prado s/n

28014  Madrid, マドリード  (マドリード自治州)

月曜日から土曜日は午前10時から午後8時まで、日曜日と祝日は午前10時から午後7時までです。

休業日: 1月1日、5月1日、12月25日。

短縮営業時間:1月6日、12月24日、31日は午前10時から午後2時まで

*情報は変更される可能性があります