パドルテニスは、近年、世界的に人気を集めているラケット競技ですが、このパドルテニスが趣味の方は、それこそがスペインを訪れるもうひとつの理由になります。休暇にぴったりののどかな目的地には質の高いパドルテニスコートがあるほか、多数のパドルテニスクラブであらゆるレベル向けのクラスが開講されており、いくつかの都市では毎年、「プレミアパデルツアー」や「A1パデル」といった重要なワールドツアーのトーナメントが開催されます。ラケットとスーツケースを準備しましょう。
パドルテニスは、世界でもっとも競技人口の多いスポーツのランキングで順位を上げてきています。そうしたパドルテニスを一年中いつでも楽しんでもらおうと豊富な選択肢を用意している国々のなかにスペインがあります。サン・セバスティアンのラ・コンチャ・ビーチを背景にサーブの腕を磨いているご自分の姿を想像してみましょう。また、マドリードのカサ・デ・カンポの自然に囲まれてトレーニングをした後、このスペインの首都を代表する有名レストランでディナーを楽しむこともできます。スペイン旅行にパドルテニスと観光を両方組み込めば、先述のプランをはじめ、ほかにもワクワクするようなプランを数多く体験できることでしょう。多数のパドルテニスコート（15,000面以上）とパドルテニスクラブが全国各地に存在するスペインでは、休暇中でもこの楽しいスポーツを気軽にプレーし続けることができます。旅行に行くからといって普段のトレーニングを中断する必要はありません。今回ご紹介する目的地では、パドルテニスをしたり、そのテクニックの向上を図ったりできるだけでなく、自分好みの休暇を満喫しながらスペインのすべての魅力を味わうこともできます。
海の景色を眺めながらのパドルテニスは、スペイン訪問中に試してみたいエクスペリエンスのひとつです。そのためにはバルセロナのような都市を旅行先に選択します。バルセロナは文化やファッション、グルメの最新トレンドの発信地であるだけでなく、そこにはパドルテニス用の屋外コートと屋内コートが200面超も設置されています。あらゆる種類のオプションが用意されているため、ラ・バルセロネタ・ビーチ脇の海抜0メートル地点でプレーすることも、モンジュイックの丘の上方エリアでプレーすることもできます。バレンシア州もまた、パドルテニスの愛好家に人気の場所です。バレンシア市では、あらゆるレベルのプレーヤーに対応した施設が市内中心部にも郊外にも設置されています。さらに、アリカンテ＝アラカント県には国内屈指のパドルテニス・アカデミーがいくつかあり、そのうちの一校ではテニス世界ランク一位に輝いたこともあるスペイン人、フアン・カルロス・フェレーロが監督を務めています。スペイン美食界のスター料理のひとつの地に来たのですから、運動の後にはおいしいパエリアをぜひお楽しみください。
アンダルシアの海岸に向かう場合は、マラガという都市が天才ピカソの出生地であり、また魅力的な文化目的地であると同時に、パドルテニスをするにも絶好の場所だということを覚えておくとよいでしょう。マラガでは数々のパドルテニス施設のおかげで質の高いレジャーやその他の選択肢が楽しめます。そこから50キロメートルほどしか離れていないマルベーリャの町に高級テニスクラブや豪華な設備を備えたスポーツ施設があることも、マラガをおすすめするもうひとつの理由です。このスポーツの隆盛はスペイン北部地域でも見られます。ドノスティア＝サン・セバスティアン（バスク州）やサンタンデール（カンタブリア州）といった目的地では、パドルテニスで汗を流した後、クルーズ船に乗って壮観な湾の美しさを堪能できます。
スペインの首都マドリードもまた、間違いなくパドルテニスの楽園といえます。400近い数のパドルテニスコートがあり、関連するサービスも充実しているためです。カフェテリア、ジム、または試合後のテラス。特別スクールやウェルネスクラブもあるため、まずはこうしたクラブでウェルネスのトリートメントを受けてから、マドリードの数々のモニュメントを訪問したり、幅広い文化イベントに参加したり、都市の活気を味わったりするとよいでしょう。同じくスペインの中央部にはバジャドリがあります。バジャドリはカスティージャ・イ・レオン州の州都で、パドルテニスの腕を上げるには最適な場所です。これを裏付けるのが、20を超える数のテニスクラブや著名なアカデミーの存在です。こうしたアカデミーでは各種イベントやプロ選手との特別トレーニングを実施しています。市内にある有名な宮殿や建造物を見て回りましょう。特にマヨール広場は必見です。この広場は、パドルテニスの権威ある国際トーナメントの会場として何度も使用されている場所です。
