
マンサナーレス川上流域生物圏保護区

マンサナレス:マドリード保護区
マドリード州の北西部には、1992年にユネスコの生物圏保護区に登録された「マンサナーレス川上流域地方公園」があります。標高600メートル~2,300メートルの範囲に広がるこの高地では、山頂や低い山脈、平野からなる風景が形成されており、そこには地中海の多様な生物が生息しています。
マドリード市街地とグアダラマ山脈を結ぶルートには、この地域を流れる河川のおかげで、価値の高い自然が広がります。マンサナーレス川の上流には、シロエリハゲワシやハヤブサが生息するラ・ペドリサのような花崗岩の山頂があります。この急峻な地形はオヨ・デル・マンサナーレス山地では緩やかになり、トキワガシやオーク、そしてトネリコの森が育まれています。これらの森は、放牧用の牧草地と交互に存在し、ダマジカやシカの生育に適した草原を生み出しています。エンバルセ・デ・サンティジャーナやソト・デ・ビニュエラスといった最も低い部分では、水に関連して牧草地が増え、水鳥の重要なコミュニティが育まれています。かくしていわゆる農林牧業体型(草原)が形成され、地域環境の保全にとって非常に興味深い存在になっています。マンサナーレス川の流路に最も近い地域では、ヤナギ、ポプラ、トネリコやカバで構成される林の回廊があります。灌木の中ではクロイチゴ、イヌバラやスイカズラが際立っています。シカやダマジカとともにクエンカ・アルタ・デル・マンサナーレスで登場するのはアナグマ、ヤマネコ、ヌートリアやイノシシです。
マンサナーレス川上流域生物圏保護区
Carretera Soto-Manzanares, s/n (Oficina de gestión)
28791 マドリード自治州
マドリード (マドリード自治州):
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知っておくべきこと