アンテケラのトルカル

アンテケラのトルカル自然保護区

Málaga

ヨーロッパにおけるカルスト風景の最高の例の1つです。


ユネスコの世界遺産に登録されているエル・トルカルは、アンテケラ市とビジャヌエバ・デ・ラ・コンセプシオン市の間に位置しています。2億年以上前に形成された印象的な景観と豊かな動植物の生息を特徴とします。

何百万年もの形成過程を経た岩でできたトルカルを歩くと、まるでタイムスリップしたかのように感じることでしょう。この自然保護区には、貴重な植物が存在し、ゴールデンイーグルやキツネなどの動物も生息しています。またこの自然地帯は、ハイキングはもとより、サイクリングやロッククライミングなどのスポーツをするにも最適です。 

世界遺産

アンテケラのトルカル自然保護区


トルカルアルトビジターセンター

Entre Antequera y Villanueva de la Concepción, único acceso para vehículos, km 43 de la A-7075

29200  Antequera, マラガ  (アンダルシア)

面積:1,171 ヘクタール 予約用Eメール:reservas@torcaldeantequera.com Eメール:info@torcaldeantequera.com TEL::+34 952 243 324 Webサイト:アンテケラのトルカル自然保護区 予約用Eメール:reservas@torcaldeantequera.com
お役立ち情報

知っておくべきこと


  • 文化情報

    エル・トルカルにおける人類の存在は先史時代にまでさかのぼります。いくつかをご紹介すると、クエバ・デ・ラ・クエルダ、クエバ・デ・マリナレダなどの洞窟、シマ・デル・オヨの洞穴、オヨ・デル・フランセス、オヨ・デル・タンボール、フエンテ・デ・ラ・イゲラなどの地表の遺跡があげられます。また、ローマやアラブ起源の遺跡物が発掘されています。最後の集落として知られているのは前世紀のラス・セプルトゥラスです。この自然保護区のすぐ近くにはアンテケラのドルメンがあります。これらのドルメンはヨーロッパでも有数の先史時代の建築群であり、エル・トルカルや、近隣にある自然スポット「ペニャ・デ・ロス・エナモラードス」とともに、ユネスコの世界遺産に登録されています。

  • 環境情報

    保護区内の植物群で非常に貴重なものは、岩に生息する植物、牧草地、アザミです。また、トルカル・アルト(上部)に茂るツタには注目です。トルカルの動物相の中では特に、非常に多くの鳥が生息しています。エル・トルカルで最も良く見られる種はシロエリハゲワシですが、ほかにも、黒と黄金色のハシグロヒタキ、ワシミミズク、フクロウ、チョウゲンボウ(ファルコ・ティンヌンクルス)、多くの小鳥がいます。ホウセキカナヘビ、アルジェリアスナカナヘビ、イベリアカベカナヘビ、ハシゴヘビ、モンペリエヘビ、クサリヘビなどの爬虫類もいます。哺乳動物では、最も代表的な種として、モグラ、キツネ、アナグマ、イタチ、ウサギがいます。

  • 観光情報

    トルカル・アルト・ビジターセンターは、この自然スポットの奥深くに設置されているものの、車でもアクセスできます。この場所の自然の価値を紹介する展示室から、カフェを兼ねたレストランや土産物ショップまで、さまざまな部屋があります。訪問者数が増えることが見込まれる日(週末、祝日など)は自家用車の通行が制限されますが、見学希望者をこの施設まで輸送するシャトルバスが手頃な価格で運行しています。たとえば、エル トルカルを通る3つの標識付きルートに関する情報が提供されています。